片付けのプロが教えてくれる「片付けたくなる部屋づくり」から学ぶ9つのポイント


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猫より出でし者、どうも @bosunekoです。

一人暮らしを初めて気がついた。人々が生活するのにこれほどまでモノが必要だっていうこと。
包丁から始まり、キッチン用具一式、掃除機、テレビ、電子レンジ、テレビ、ベッドなどなど本当に多い。

実家に暮らしいて、気がつかなかった。それはやはり「自分のモノ」ではなく「みんなのモノ」という感覚があったからだ。
自分の部屋にあるモノだけが自分が所有するものであり、それ以外は単なる共有物。
私が生誕する以前にあったモノもあり、人からもらったモノもあり、そうやって生活にモノが溢れていく。

一人暮らしにてモノが溢れていく感覚を味わった。そしていつの間にかに「モノを買わなくっちゃ!」という考えに頭の中を支配されるようになった。
「何か足りない」と繰り返し自分の言葉を刻むように。

「それじゃいけない」っと私は思った。
モノがあるから、部屋は散らかり、モノがあるからストレスがたまり、モノがあるから、私は縛られているのだ。

今回ご紹介したいのは、整理収納コンサルタント本多さおりさんの著書「片付けたくなる部屋づくり」という本である。
本のスタイルがシンプルで目をひき、さらりを本をめくってみたら、素敵な写真ばかり載っていたので思わず買ってしまった。
シンプルイズベストという言葉を体言化したような部屋がのっており、私も真似したくなったからである。

片付けのプロが書いた本なので、収納術はもちろん、片付けの心構え、掃除方法など部屋全般に渡る知恵が網羅されています。
一気に全部真似は出来ないが、今の部屋作りの何かヒントになることは間違いない。
私がこの本を読んで得た部屋作りの9つのポイントを挙げていこうと思う。


片付けたくなる部屋づくり

もともとはブログを書き始めたのがきっかけらしい。
下記のブログを見て貰えば、本以外の様々なヒントがもらえるだろう。

片付けたくなる部屋づくり

こちらが著書。
シンプルなスタイルが素晴らしい。


<心構え>

01 「3回」不便を感じるまでは買わない

部屋にモノがあふれるのはなぜだろう?
なぜモノを片付けることが出来ないだろう?

それはモノが増えているからだろう。
著書が言うには

「家にモノを入れるのは、出すのに比べてとても簡単。だからこそ、入れるときには厳しい関門を設けておくようにします。」

つまり、何か基準がない限り無秩序に部屋にモノが溢れることになる。
それを防ぐには何か基準を持ちなさいと言うことである。
著者が提案するのは「3回」不便を感じるまでは買わないということではあるが、他のルールでも私はいいと思う。

1000円以上はすぐ買わないとか、部屋のモノを捨てたら買うようにするなどできる限り部屋にモノを増やさない心構えが必要だと思う。

02 収納は「トライアル」の連続

収納は一度やったら終わりではない。
最初大きく改善し、あとは日々小さな改善を繰り返してさらなる使いやすさを求めるものである。
著者の言葉を借りるのであれば「ちょこちょこ変え」はそれほど手間ではない。

大切なことは日々繰り返し繰り返し収納について諦めないことだ。
そして、繰り返す度にモノと収納に対する感覚が研ぎ澄まされていけば、さらなる高みを目指すのも苦ではないだろう。

トライアンドエラー。

03 形にとらわれない

この本の中で紹介されているキッチンは、まさに理想の形を呈している。
調味料は素敵なビンに入っていたり、お玉などのキッチン用具はつるされていたりとやはりプロの仕事を垣間見れる。

私はそのことについて真似したいなと思う。
特に調味料部分。

ついつい醤油だったり、塩だったり、小麦粉などなど調味料全般については特に何も考えていない。なので、結果買ってきた容器そのままで使っている。
確かに不便を感じないのだが、けして便利ではない。
ならば、新しい容器入れ替えて、新しい便利を手に入れてもいいのではないのか。

形にとらわれず、自分の好きなスタイルで収納することが重要だなと感じた。

<テクニック>

04 床にモノは置かない

床にモノが置かれると様々なデメリットに襲われる

・掃除をするときに片付けなければいけない
・床にモノが置かれると、次にテーブルなど上にモノが占領してくるので部屋全体が汚くなる恐れがある
・定位置が決まっていないので、モノがなくなる可能性がある

だから、床にモノは置かない方がいいらしい。
その代替案としていくつか紹介されている。

キッチンではできる限りS字フックなどを使い、モノをつり下げる形にする。
また、リビングではかもいを用いた「かもいフック」を複数用意するといいとのこと。
かもいフックを用意することにより、服などの一時的な保存スペースになるので、床にちらかしたり、ソファにかけておいたりなどすることがなくなる。

このことを意識しておくと、自動的にモノの定位置が決まり使いやすくなっていくのである。

05 3分類で分ける

モノの分け方で迷う方がいれば是非参考にしていただきたい。

「よく使うモノ」「時々使っているモノ」「その他あいまいなモノ」に分類します。く

使用頻度の高いモノから優先的に、取りやすいところを定位置としてください。

つまりモノを3分類して、「よく使うモノ」から定位置を決めていく流れである。

06 お気に入りのモノを使う

著者は大の食器好きとのこと。
旅をすれば必ずその土地の器のお店を訪ねてモノを吟味するらしい。
私は単なる趣味かと思ったのだが、実はそうではないらしい。

日々使うモノだからこそ、お気に入りで揃えたい。
大好きな器があれば、それに乗せる料理をつくるのがいつもより楽しくなる。
愛着もわき、モノに対して大事にしようという気持ちがわいてくる。

つまりお気に入りの食器やモノであふれた部屋の方が楽しくないですかってことだと思う。
朝起きたら自分の部屋には大好きなモノで囲まれている。
そんな生活してみたくないですか?

こちらのブログの記事でも、そのことについて触れられているのでご参照されたし。

「尊敬できる日用品」という考え方に最敬礼 | No Second Life

07 収納の逃げ道を使う

GTDというタスク管理技法において「インボックス」という考え方がある。
最初に一つ箱(これがインボックスと呼ばれる)を用意して、そこに何でもかんでもタスクをつめこむ。
そして、一つ一つ吟味することにより、タスクを適切に処理していくのである。

この考え方は収納にも応用が出来る。
著者の言葉では「収納の逃げ道」と言っているが、インボックスと同じ存在である。
ワイヤーバスケットを用意して「行き場のないモノたち」の集合場所にする。
そして、溢れる前に収納したり、返却や処分などの次へのステップへ運ぶとのこと。

迷子を生むから、モノが散らばる。
ならば、迷子にならないように一度収納する場所を作ってみましょう。

08 すぐ使うモノは一番近くに置く

あなたの机の上には何が置かれていますか。
あなたの机の引き出しには何が入っていますか。

毎日使うモノについては一番近くに置きましょう。
それが時間短縮につながり、よりよい部屋作りに寄与する。
大事なことだが、このルールが満たされないと「片付けたくなる部屋」はいつまでたっても完成しない。

ストレスがたまり、探す手間に苛立ち、そして果てはモノが見つからない状況にもなりかねない。
気をつけよう。

<まとめ>

09 大事な事は「俯瞰する」と「自分で選ぶこと」

収納において大切なことを著者は後書きでこう述べられている。

それは「俯瞰する(物事を一段高い観点から見る)こと」と「自分で選ぶこと」。

多くの現場経験で見えてきたことだそうだ。

まず、自分を俯瞰してみよう。
俯瞰することに、自分が無駄な動きをしているかもしれないし、実は使わないモノの位置が一番近くにあったりするかもしれない。
今現状の自分で収納がうまくいかないのであれば、今一度自分を疑ってみると言うことだと思う。
まずはそれからだ。

また、自分で選ぶことも大事らしい。

自分が「いい!」と選んだモノや価値観でつくられた暮らしこそが、何より心地がいいはずです。

確かに。
自分の大好きなモノが溢れれば、毎日楽しく生きられそうだと思う。
モノのスタイルは人との関係とも似ているかもしれない。
大事な友達は大切に扱い、また一緒いても楽しい。
嫌な人たちの間にいれば、ストレスがたまり、また嫌になるかもしれない。

そう考えると「自分で選ぶこと」ということは部屋作りにおいても、人生に置いても大切なことなんだと思う。

最後に

片付けは仕組み。
でも、その仕組みを作るのにはテクニックが必要。
だから、是非片付けなくなる部屋作りをしたい人はこの本を買ってみて欲しい。

別に片付けたくないけど、人の部屋が気になる人にとっても読んで見てもいいかもしれない。
素敵な写真達に囲まれた本なので、見ていて楽しくなること必須である。
私もこの本を読んで、少しでも素敵な部屋を目指していきたい。

では、またー!

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