あなたの勉強法は『知的』ですか?明治大学教授が薦める『知的勉強法』


photo:Laplace by saturn ♄


猫より出でし者、どうも @bosunekoです。

今回は明治大学教授の齋藤孝さんの著書「知的勉強法」の書評になります。




「勉強しているの、なぜ身に付かないのか?」という問いに著者は下記のように答えています。

それは勉強法が知的でないからです。そんな知性につながらない勉強法はやめて、勉強するからには知性がトレーニングされ、地アタマが鍛えられる方法を行ってほしい。それが、この本の主な目的です。


つまり、ただ勉強しているだけでは駄目だという事です。
勉強にも方法があり正しい方法をするべきだと著者は言っています。


勉強とは、「生きる力」を身につける最強のスキルである。



その一旦でも書評として描ければと思います。
では、はりきってどうぞ。




勉強=仕入


私は仕事柄勉強をよくします。飲食店では食事の仕入れは、食材とか調味料とかになるでしょう。知識労働をしている方は通常の商売と違って「知識」=「仕入」という形になります。
知識の差が仕事の質の差になって、お客様の満足度の違いにもなります。
もちろん他のスキルも必要ですが、必要最低限必要なものが「知識」になります。


知識はどこから仕入れてくるかと言いますと、理想は経験から得られる知識が一番身につけやすいです。ですが、そうはいかず問題が起こる前に先手必勝。
ホームページだったり教材だったり、読書だったりという形での勉強が多いです。


なので「勉強」に大してのハードルが低いのですが、「勉強」してその知識が実際にうまく身に付いてるかと言いますとそうではなく、悶々としながら日々勉強している次第です。
その中で手に取ったのは「知的勉強法」という本になります。


学ぶは一生




本文より一つ紹介しましょう。

勉強の根っこに、知的好奇心があるかないか、その差は後の人生に必ず大きな影響を与えるはずです。


勉強をする動機として必ず「知的好奇心」が必要との事。
物事に興味を持ち、「なぜ?」「どういう理由?」と言った知りたい気持ちが勉強を更に面白くするのです。
最近見た映画「天地明察」の主人公算哲も知的好奇心を持った人でした。
数学に興味を持ち、新書が出ればひたすら読み明け暮れ、新たな設問にであったら寝る間も惜しんでその問題に挑んでいたようです。
よし、興味を持とう!


そしてもう一つ本文から引用させてください。


一生が勉強だと感じている方は、意外に多いと思います。定年退職されてから、あるいは子育てを終えられてから、熱心に勉強に励む人が増えていますし、八十代になられても、これから勉強したいという方だってたくさんいます。それは目的のためというより、学ぶことを一生楽しみたいという孔子の気持ちと同じではないでしょうか。



勉強の目的とは何でしょうか。私の場合は仕事のためっとなるでしょう。勉強の目的を考えないで「ただ学びたい」という好奇心のもと勉強している方も沢山いるのでしょう。
目的なんか考えず、自分の知りたい欲望に忠実に従って勉強するのが一番良さそうですね。
一生勉強であれば、楽しい方がいいに決まっています。
この意識はこれから変えて行きたいなと感じました。


○○勉強法3選


著者は、この本で○○勉強法という形で沢山の方法を紹介しています。

私は、今回この本の中で、素晴らしい研究者たちの勉強法を、○○勉強法と名づけていくつか紹介していますが、それは、名づけることによって、私自身それをまねすることができるからです。


そう、名づける事によって自分のワザとして使えるになるとのこと。
では、これから勉強法の中から私がグッと来た3つの勉強法を紹介します。


1.知的な頭を移す勉強法ーいっそ憑依される

2.「文章の図化」勉強法

3.目次勉強法



1.知的な頭を移す勉強法ーいっそ憑依される


photo:The Power of Books by Rubén Chase


勉強とは、先人達の知恵の結晶を学ぶ事です。
では、どうやって先人達の知恵を身につけるか?との問いに著者は大胆不敵の勉強法を提案してくれます。


先人達の優れた頭を自分に移してしまう方法が一番です。


著者を一人決めて、二週間どっぶりその著者の本に沈潜する勉強法です。
自分の頭に憑依されたがごとく、とことんその著者になりきるのです。
二週間も立てば、かなりのナリキリ状態になりそうです。頭を入れ替えるって感じですかね。


2.「文章の図化」勉強法


全ての文章は図にする事が出来ます。
だったらやってみようじゃないか!という勉強法です。とくにかくなんでも図化するのです。
そうする事によって、すっきり頭の中が整理されて、見やすくなります。


一つ注意点があります。それは図は自分で作らなくては意味が無い。とのこと。
他人からもらった図では、そのときは分かった気になりますが、記憶として染み込まないそうです。
よっし、これから勉強は図でがんばるぞ!


3.目次勉強法


photo:Belinha had enough by betta design


まず、勉強したい本、制覇したい参考書などの目次を拡大コピーします。そこに、本の重要と思われるポイントを書き込んでいきます。それを色分けしたり、あるいは余白に自分で作った問いの答えを書いたりして、目次を中心に、いわば地図のような本の俯瞰図を作成します。


目次は本の体系化された形です。ですので、全体を理解するには大変役に立つ代物です。
今自分がどこの勉強をしているのか?を毎回目次を見る事によって、体系化だって学ぶ事が出来るのです。

よし、これも早速やってみよう!

まとめ


photo:Reader by h.koppdelaney


今自分の勉強法に疑問を持っている方は、一読して欲しい一冊です。
よくまとまっている本だと思いました。

沢山の勉強法が紹介されているので、どこから手をつけていいか分からなくなりますが、
今の自分のスタイルに取り入れられる物だけでいいと思います。
著者もまねる力を推奨しています。
やってみて、アレンジして、ワザ化する。その過程で自分の適した勉強法を確立して行くのです。

この本で勉強について、いろいろ考えさせられました。
また、一から自分の勉強法を見直してみたいと思います。

では、またー!



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