“脱税指南容疑で逮捕ニュース”について考える→サラリーマンの副業による節税は「脱税」なのか?


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猫より出でし者、どうも @bosunekoです。


最近、脱税指南容疑と言うことで経営コンサルタントが逮捕されました。
確定申告の還付制度を利用して、嘘の確定申告をして税金の還付を受けるように顧客に指導していたそうです。


今回はこのニュースに対して、自分の意見等書いてみたいと思います。

ニュースの概要


逮捕容疑では、各地の顧客の会社員らに、副業で赤字が出たように装えば、給与から源泉徴収された所得税の還付を受けられると説明。二〇一〇年七月~一二年四月、顧客数十人に架空の事業で赤字が出たように装った確定申告書を提出させ、〇五年~一一年分の所得税計約二千五百万円の不正還付を受けさせたとされる。



まとめると

1.「脱税」ではなく「税金が還付される」と客に説明していた

2.嘘の確定申告書を作成する(副業で赤字にする)

3.無駄なお金の最たるものが『払う必要のない税金』っとホームページでうたっていた


東京新聞:脱税指南容疑で逮捕 「副業で赤字」不正に還付:社会(TOKYO Web)




確定申告での還付


通常サラリーマンの場合、会社での年末調整という作業で所得税の計算は終了します。
そして、12月もしくは1月に毎月預かっている所得税の差額分が返ってくるという寸法です(たまに徴収されることもありますが)。


サラリーマンで確定申告する人は、他に収入がある人もしくは還付を受けたい場合に必要です。
医療費が沢山あったり、住宅を借入して購入した場合など年末調整では処理できないことを確定申告で行います。
また、株の売買をしていたり、副業をしている場合など他に収入がある方も確定申告をしなければなりません。

▼細かい要件等ありますのでこちらをみてください

平成24年分 確定申告特集




副業で赤字にする


で、今回のニュースはその確定申告制度を利用したものになります。
サラリーマンが副業(リサイクル屋やホームページ作成代行業などなど)した場合は給与とはまた違う計算方法で税金計算を行います。


売上から経費(バイト代、仕入れ代など)を引いて利益が残っていれば、それに対して税金がかかります。また逆に損失、つまり赤字ですね。
赤字が出るとどうなるかといいますと、他の収入と相殺することになります(実際は所得と相殺になりますが説明の便宜上収入にしておきます)。


つまり給与収入から事業の赤字分を引くと、収入が減ります。するとそれに対する税金も年末調整時より少なくなります。
そして、年末調整時に計算した所得税から、今回計算した所得税の差額分が返って来るという寸法です。

まとめますと、事業分の赤字を給与収入から減らせるって事になります。


まぁ実際事業をやっていて赤字なら仕方ないと思いますが、嘘はいけません。
ばれないと思ったんでしょうかねぇ。
確かに還付額が少額だと入らなそうなイメージですが、税務署だって数字には目を通しているはずです。
プロから見てれば、嘘の申告書だって一発で分かるものです。

論点


で、これから私が気になることは①嘘申告した人たちはどうなるかって事と②これからのサラリーマン副業に対する税務署の姿勢です。

①嘘申告した人たちはどうなるか?

どーなるのかな?
嘘の申告したことは間違いないのでおとがめは無いわけではないと思います。
「脱税」していたのですからねぇ。多少情状酌量があったとしても、逮捕もしくは書類送検ぐらいはあるんじゃないかと思います。まぁ法律についてはよく分からないですけども。
もし無かったとして、重加算税という恐ろしい罰金がおそってくること間違い無しです。


②これからのサラリーマン副業に対する税務署の姿勢

どっちかというとこちらの方が気になります。
一時にサラリーマン副業という形で書籍がヒットしたことがあります。
その流れでインターネットをうろちょろしていると「税金を取り戻す方法」など情報教材をみかけることがあります。


自分自身も何か副業したいなと考えたことがあります。考えただけですけども。
で、その実際行っている方々に対する目が厳しくなるのかなぁと思いまして。


自分で確定申告を作っていると間違いなく処理間違いがあるかと思います。
経費の案分だったり、個人的経費を入れていたり、収入の計上などなどつつけばつつくだけ何かとあると私は思っています。
また、このニュースみたいに架空で行っているケースも少なからずあるのではないでしょうか。


税務署は怖いですよ。
個人の税務調査(特に会計事務所等関与していないところ)については「無双」状態になんじゃないかなぁって個人的には思っています。
脱税は無いにしても、少なからずサラリーマン副業への目は厳しくなるでしょう。


まとめ


・サラリーマン副業への目が厳しくなるのでは?

・処理が分からなければ税務署等に必ず聞くこと

・正しい申告が一番の還付方法です



うまく私の意見をまとめられていませんが、まぁよしとしましょう。
こういうニュースを見ると「何でするんだろう?」って思います。
だってばれるじゃん!

確定申告も、何もかも正しいことが一番ですよ。
では、またー!

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