photo by JD Hancock
猫より出でし者、どうも @bosunekoです。
柳広司「ジョーカー・ゲーム」を読み終わりました。
戦時中の日本を舞台にしており『スパイ』とあり方、考え方を根底から覆してくれる小説です。
映画やドラマで「スパイ」と言えば、運動神経抜群で、頭脳明晰で、変装の名人。
ギリギリのミッションも華麗にこなす華やかなイメージがあります。
ですが、この本で出てくる「スパイ」は真逆をいきます。
「死ぬな、殺すな、とらわれるな」。
自分が死ぬとその国の警察が動き出す。謎を解こうと奔走する。すると、波風が立ちスパイ行為が暴かれるかもしれない。
人を殺すと同義。
とらわれた瞬間に、人は動けなくなる。家族、友達、夢、欲望・・・・。
だから、常に孤独なのだ。
自分の本当の正体を誰にもあかせず、常に緊張がつきまとう。
誰も喜んではくれないし、誰も気がついてくれない。
そんな『影』として生きる人たちの様々なミッションを描いたものがこの小説だ。
力で相手をねじ伏せる。相手を倒して前に進む。ハッキングをしてセキュリティを解除する。
そんな華麗でスマートな『スパイ』ではない小説を望むのなら、この本がオススメです。 続きを読む
Category Archives: 書評
絶対に早起きするために基本を学びましょう!「頭のいい朝の習慣術」
猫より出でし者、どうも @bosunekoです。
インサイトラーニング代表の箱田忠昭さんの「たった15分の早起きが夢をかなえる 頭のいい朝の習慣術」を読みました。
早起きするための基本がこの本にはちりばめられていました。
何か真新しさを求める人にとっては、ためにならないかもしれませんが、確実に早起きしたい人にとっては読んで損はない本だと思います。
早起き出来ない人は「何かびっくりマジックテクニックがあるんじゃないか?」とか「明日か急に覚醒する自分」とかイメージしていませんか。
そんなことはあるかもしれませんが、だからといって基本を無視しているから朝起きれていないのかもしれませんよ(私含めて)。
早起きの基本を学びたい方は続きをどうぞ。 続きを読む
本を見ながら2回だけ「瞑想」をやってみた結果♪
日経アソシエ2013年8月号にて「一生モノの快眠術」を見て購入した3つの商品
大人女子よ旅にでよ!ことりっぷ『鎌倉』を買いました!
猫より出でし者、どうも @bosunekoです。
「旅に出たいわぁ」っとそんな女子な気持ちが私にもわいてきました。
でも旅に出るにはお金もいるし、計画も必要だし、でも色々調べるのはかったるいし、でもでも楽しい旅に行きたいし。
悩み多く恋せよ乙女状態な人もいるかと思います。
そんな人にオススメしたい旅行雑誌が「ことりっぷ」です。
雑誌と言っても雑誌っぽくなく、持ち運びやすい大きさの旅行本です。
可愛い表紙から始まり、ベーシックな旅行日程を2泊3日ほどで書いてあったり、また情報も厳選されており大変見やすい旅行本になっております。
サクッと旅に出たい方へ「ことりっぷ」なんていかがでしょうか。
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片付けのプロが教えてくれる「片付けたくなる部屋づくり」から学ぶ9つのポイント
猫より出でし者、どうも @bosunekoです。
一人暮らしを初めて気がついた。人々が生活するのにこれほどまでモノが必要だっていうこと。
包丁から始まり、キッチン用具一式、掃除機、テレビ、電子レンジ、テレビ、ベッドなどなど本当に多い。
実家に暮らしいて、気がつかなかった。それはやはり「自分のモノ」ではなく「みんなのモノ」という感覚があったからだ。
自分の部屋にあるモノだけが自分が所有するものであり、それ以外は単なる共有物。
私が生誕する以前にあったモノもあり、人からもらったモノもあり、そうやって生活にモノが溢れていく。
一人暮らしにてモノが溢れていく感覚を味わった。そしていつの間にかに「モノを買わなくっちゃ!」という考えに頭の中を支配されるようになった。
「何か足りない」と繰り返し自分の言葉を刻むように。
「それじゃいけない」っと私は思った。
モノがあるから、部屋は散らかり、モノがあるからストレスがたまり、モノがあるから、私は縛られているのだ。
今回ご紹介したいのは、整理収納コンサルタント本多さおりさんの著書「片付けたくなる部屋づくり」という本である。
本のスタイルがシンプルで目をひき、さらりを本をめくってみたら、素敵な写真ばかり載っていたので思わず買ってしまった。
シンプルイズベストという言葉を体言化したような部屋がのっており、私も真似したくなったからである。
片付けのプロが書いた本なので、収納術はもちろん、片付けの心構え、掃除方法など部屋全般に渡る知恵が網羅されています。
一気に全部真似は出来ないが、今の部屋作りの何かヒントになることは間違いない。
私がこの本を読んで得た部屋作りの9つのポイントを挙げていこうと思う。
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駆け抜ける世界観!緻密な後世により生まれた→小説「新世界より」を読んで見た
100円で生き方が変わる!「毎日1分の片付け習慣」というダイソーの本が良い感じ
100円で英語を学べる価値がある!ダイソーで見つけた「スマートフォンで英語学習」に感激した
命の大切さをかみしめよう!「世界から猫が消えたなら 川村元気著」
「毒」という言葉を再定義する・宮部みゆき「名もなき毒」を読みました
photo by Changhua Coast Conservation Action
猫より出でし者、どうも @bosunekoです。
「毒」という言葉が日常に溢れていることを僕は知りました。
もちろん僕の体にも、あなたの体にも心にも「毒」があります。
「毒」という言葉について考えさせられた一冊の本について、今回は語りたいと思います。
「あの人のことうらやましいなぁ。家族がいて、仕事もあって幸せそうだなぁ。うらやましい。」
っと思ったことが誰しも一度はあると思います。
憧れという言葉でくくってしまえばそれでおしまいですが、その感情が誤った形で進んだ結果、「毒」になるということを今回僕は知りました。
憧れの毒、嫉妬の毒、恐れの毒、様々な毒が入り乱れてこの物語は作られています。
現代ミステリーと呼ばれる分野の本ですが、現実世界での日常でもありえる話しだなぁと思います。
憧れが「毒」に変わる前に一読をオススメします。 続きを読む