猫より出でし者、どうも @bosunekoです。
私の机には、彩りが無い。
世間は春というのに、私の机には春の息吹さえ届いていないようだ。
「木」。そう、木のままなのだ。
机の端にのっそりそびえ立つ樹木のように、ただ優しく息を潜めている。
机の上にはMacBookAirや本など数々の小物が乗っているが、やはり何かが足りない。
IKEAに行って分かった。サイドワゴンが足りないのだ。
机を構成する要素にテーブル、イスと、そしてサイドワゴン。
私の机にはサイドワゴンが足りなかったのだ。なんたる失態。
そこでIKEAにてサイドワゴンを購入してきました。
その名も「HELMER」。約5千円でした。
未完成な机も、これにて整いそうです。
その名を「HELMER」と呼ぶ
部屋の様々な小物の一角に彼は存在していた。
「私は貝になりたい」のかなっと思うほど、自然に置かれていた。
だがしかし、私は見逃しはしない。
世界中のエージェントが見逃しても、私は消して見逃さない。
このマイルームという極限の部屋では。
見よ！捕らえたぞ。
何たる長方形。黄金律を完全に無視したダンボール。そして、白いシール。
怪しさが外観から見て取れる。
名を「HELMER」というらしい。
ふむ、そうなのか。その一言しか私は発することが出来ない。
なぜなら、日本人だから。
そのダンボールの心中には、ぎっしりとピースがそろっていた。
まるで私をあざ笑うかのように、部屋の中にパーツが散らばった。
「やれるものなら、やってみよ」そう声がきこえた。ふっ、ふざけるな！
彼の手配書が手に入った。
これで攻略できる。私の心は天までとどきそうなワクワクする気持ちでいっぱいだった。
変なキャラクターが私に指示を出す。
私がこいつに指示されるなんて屈辱でしか無い。プライドが許さない。きっと父上も許さない違いない。
だがしかし、ここでわがままを言って彼を放置する訳にもいかない。
仕方なく、指示に従うことにした。
「誰だ！」
部屋の中にパーツが散らばった。誰かが部屋の中にいる。
私が狙われているかもしれない。ここはいったん身を隠そうと思った矢先、私の中にあるアイデアが浮かんだ。
「やったのは私だ」
そう、気がついてしまった。自業自得。その言葉が無残にも私に突きつけられた。現実は厳しい。
見よ！指示通り攻略したら、フレームが出来た。
フレームだけが出来た。ここまでの時間約1時間。思ったよりかかったようだ。
だが、本番はこれからだった。
私の前にキャスターが立ちはだかった。
驚くなかれ私はこのキャスターに人生で大事な大事な30分を持ってかれてしまったのだ。
お恥ずかしいかぎりで、ネジがうまく入らなかった。
IKEAの陰謀かと思った。もしかしたらネジ会社の策略かとも思った。
でも、やはり悪いのは自分だった。不器用だったのだ。
世界は流れる。時間も流れる。私も頑張る。
板に取っ手を試しにつけてみた。なんだか、引き出しみたいのができあった。
むしろ引き出しだった。
そして、クライマックスが訪れた。
デスクにサイドワゴンが納まった。
これは嘘では無い。納まったのだ。涙のエンディングである。
まとめ
・サイドワゴンがあるとしまる
・ストッパーが無いのでずれる（やり方次第）
・でも、良い感じです
収まりのいいサイドワゴンです。
また引き出しの数も多いので、使い勝手がいいですよ。
では、またー！
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